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奈良
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奈良
曽爾高原
ここ曽爾村にある曽爾(そに)高原は奈良県と三重県の県境に位置した国立公園です。標高は約900mで倶留尊山(くろそやま)と亀山の山肌が高原になっています。曽爾高原の秋は一面見渡す限りのススキが群生しており風によってこの銀色の穂が揺れる様子はそれは見事で、多くの観光客がここを訪れます。この高原のススキは曽爾村の萱葺き屋根の材料として長年使われていたのですが、瓦やトタンが普及し年々使用量が減り、又杉などの植林で高原消滅の危機もあったようですが、この景観を残す為に奈良県に保護を嘆願し守られるようになりました。 真夏でも25℃程度で年平均気温は13℃の冷涼多雨地帯で、秋は少し涼しく登山をするのに良い気候かもしれません。整備されたハイキングコースを上っていくと、高原中央にひょうたん型はお亀池と呼ばれる池が見えてきます。日本昔話のお亀伝説など数多くの伝説があるこの池は一節では火山の火口とも言われています。現在は土砂の流入などがありますが雨水と湧水で湿地化し今では湿地植物の宝庫となっているようです。 道が整備されているので駐車場からだと20分くらいで亀山峠に着きます。この峠から倶留尊山と亀山に分かれるのですが、ここからは岩むき出しの少し険しい道になります。しかも山越えの風も強く足元には気をつけないと危険です。亀山方面は遊歩道があり山をぐるっと回って降りることができます。倶留尊山の山頂付近は途中から私有地になるので山頂まで行くには入山料が要ります。 夕方、日が沈む前の20分くらいの一時ススキの穂は夕日の逆光を浴び黄金色にそまります。この風景を撮るためにカメラマンがひしめきあっていました。10月の穂が開きたてのときも良いのですが、11月中盤の穂が開ききって状態も銀色の絨毯のようで美しいようです。又夏の風景や冬の星空観測もお勧めです。 日が暮れるとお亀池周辺には「曽爾高原 山灯り」として灯籠が灯ります。平成15年より行われています。普通だと夜真っ暗になってしまうのですが、山灯りでお亀池とその周辺のススキの穂が浮かび上がります。そして空の色が夕日の茜色からゆっくりと深い青色に変わり幻想的な風景に時間を忘れてしまいそうになります。 帰りは温泉「お亀の湯」に浸かって疲れを癒すのが定番です。 http://guide.travel.co.jp/article/5376/